広報のお仕事って何ですか?:広報部ウェブマスターの仕事

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ウェブの担当部署は広報部?
企業サイトを管轄する部署は様々なケースがあります。各事業部を基本として、宣伝、販促、営業そして広報などなど。
ソリューション側の方は様々な企業の方、様々な部署の方に会していお仕事をされますが、その経験の中で広報部がカウンターであったことも少なからずあったかと思います。ここで質問です。広報部って何をする仕事ですか?ニュースリリースを書く?社内報を出す?断片的にはご存知かもしれませんが、以外とその業務内容やミッションを知られていないのです。

僕もそうでしたが、今後ウェブ制作系などソリューションのキャリアの方が事業側に転職されるケースもますます増えてくると思います。そういう方たちのためにも広報のお仕事とウェブとの関わりを整理しておきます。


一般的に言われる広報部の仕事

会社によって若干異なるかと思いますが、広報部の「タスク」を上げてみましょう
・ニュースリリースを書く
・報道記者対応
・記者会見
・新聞記事のクリッピング
・社内報を書く
・IR対応
・そして企業サイトの管理

広報部と仕事をしたことがあるかたはこのあたりはなんとなく理解できると思います。ただし、なぜこれを行うかという本質がここからは見えません。

また他部署と比較してよくある説明が、「企業の情報発信を担う部署で、宣伝部は広告枠を買って情報を発信する(広告)のに対し、広報部は記者に書いてもらうことで(パブリシティ)情報を発信する。」というもの。たしかにタスクの対比という点では間違っていないです。ただここからは企業にとって広報部が必要だという理由が理解できません。


広報部の本質的なミッション
企業における各部のミッションは大きく分けて以下の2つしかありません。
・会社の利益を上げること
・会社の利益を守ること
そして「会社の利益を守ること」を司ることが企業にとって広報部の本質的な存在意義になるのです!

分かりやすい職業に例えると、「海の監視員」です。
1.平時には海を監視する。そして身体を鍛える。
2. 監視しながら周囲(ステークホルダー)とポジティブな関係性を築いておく。
3.いざ有事には有事対応の最前線に立つ。


いざというときのために常に海を監視します。なぜなら常に海をみていないと異常に気づきません。そして異常に気づいた際は即座に避難をさせる。これが本質的なミッションです。

・社外ステークホルダー(特にメディア)とポジティブな関係を作る。
・企業に社会性を持たせる。
・社内ステークホルダーには様々な面で相談してもらう機会を作る。
・有事の時に、話をできる(時にはかばってもらう)相手をつくる。
そういう意味では、裏をかえせば平時には「有事を想定したファン作り全般」を行っているです。

同じ経営に近い部署で「社長室」との比較をしてみましょう。
経営が「赤いスーツが着たい」といったら赤いスーツを用意するのが社長室。
経営が「赤いスーツが着たい」といったら「それは似合わないから青にしろ」というのが広報部。
つまり、経営の決定に常に従うのではなく、意思決定に有益なアドバイスをするのが仕事です。

ファネルを司り利益をあげる「マーケティング・宣伝・広告」や、より中長期な既存顧客との関係性を含めた利益向上を司る「CRM」とはそもそも見てる視点が180度異なるのです。
利益を生み出すのではなく利益を守るのです。

また最近流行りの「戦略PR」はPRと名は付いていますがペイドでは無い点で宣伝と対比されますが、マーケティングの延長という意味で本質的な広報のミッションとは乖離しています。

では次回からはこの本質的なミッションを踏まえて、広報部ウェブマスターがオンライン上で何をすべきか?これを考察していきます。


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about me

Nao Yokobori(横堀 直之)
オンラインマーケティングソリューションを提供するネットイヤーグループ株式会社にて、インフォメーションアーキテクト(IA)としてサイト戦略・設計分野に従事した後、事業会社へ転身。外資系金融機関の東京オフィス、コーポレートコミュニケーション部門にて、ウェブマスター、オンラインコーポレートコミュニケーションリードを担当。 オンラインコミュニケーション領域の激動を日々肌で感じています。